作成: 2008年1月2日
目次
STORYWRITERは、多色マーカーツールです。文書の読者は、自由にマーカーを追加することができます。また、マークを手掛かりにして文書の部分を並べ替えることができ、文書を読み解く助けになります。さらに、マークを手掛かりにして、文書を編集することができます。
読み手が自由に導入したマークを手掛かりに、文書の部分を並べ替えて読み解く。これは、読み手の自由な読みを支援することであり、この時点で、読者は書きに踏み込んでいると考えています。
このため、このソフトはSTORYREADERではなくSTORYWRITERと命名しました。
なお、現状ではマークに色を付けることはできません m(_ _;)m
STORYWRITERは、XHTML文書文書に対するマーカー部と平行表示・編集部の2部構成になっています。
マーカー部は、「グループ化多色マーカーペン」です。マークは自分で創り出したり、Webページのリストを導入したりできます。またマーカーはグループ化できます。
平行表示・編集部では、マーカーのグループを軸にして、マークされた部分同士を他文書や文書内の別の部分と平行表示して読むことができます。また、マークされた部分を文書や文書部分間でコピーするという操作で、文書を編集できます。
xfy Basic Editionまたはxfy Blod EditorでXHTML文書を開きます。
STORYWRITERでは段落とセクション、特に段落が重要です。ここで「コンテナ」などの用語は、xfyのXHTMLコンポーネントのものです。
段落は、書式設定で「パラグラフ」という段落タイプなどに設定されている必要があります。段落タイプ「<なし(解除)>」や「段落内改行」や空行で段落に見えるように整形しているのでは、思ったように操作できません。xfyのXHTMLコンポーネントで改行マーク「↵」(downwards arrow with corner leftwards = carriage return)が見えたら、修正してからSTORYWRITERを使ってください。
言い換えると、段落はp要素などでマークアップされている必要があります。br要素で段落に見えるように整形したのではダメです。
また、セクション間で平行表示・編集したい場合、個々のセクションに該当する部分をコンテナ(div要素)で囲み、そのコンテナの中に見出し1~見出し6のいずれかがある必要があります。
ダウンロード物にサンプルを同梱しています("samples/179_15255_20080102.html")。青空文庫から入手した芥川龍之介の『藪の中』です。次の変更を行っています:
STORYWRITERはXHTML文書中に固有の情報を埋め込みます。これらを削除するには、「STORYWRITER」メニューから「STORYWRITER固有情報を削除する」を実行します。
IE 6では、これらの情報は無視されますが、Firefox 2.0、Opera 9.10などでは表示されてしまいます。
Version | 0.3.5 |
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リリース日 | 2008-01-02 |
match |
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システム要件 | xfy Blog Editor またはxfy Basic Edition 1.5(どちらかが必須)。 |
利用条件 |
xfy Communityの利用条件に準じます。 |
xfy Basic Editionについて記述します。xfy Blog Editorでも同様です。
最初の公開。