ディジタルドキュメントシンポジウム’98 プログラム案内

「今,なぜディジタルドキュメントか」

―ディジタルドキュメントにとって,ユーザーとは何か―

ごあいさつ 概 要 日時,場所 参加受付 プログラム 企画,主催

ごあいさつ

(社)日本電子工業振興協会・電子化文書動向調査専門委員会(委員長・( 株)ジャストシステム・小林 龍生氏)では,ディジタルドキュメント処理技術のディファクトスタンダードの動向について調査研究を行っておりますが,過去3年間の活動の総括として,下記のように「ディジタルドキュメントシンポジウム‘98」としてセミナーを開催することと致しました。

平成10年11月

(社)日本電子工業振興協会・電子化文書動向調査専門委員会

概 要

 ドキュメントは企業を中心としたローカルな組織を支える知識の蓄積・伝達手段としての役割から,インターネットを通じたワールドワイドな相互情報交換のための手段へとその役割を大きく広げつつあります。これにともない,SGML,XML,PDF,Java,Unicod eなどさまざまなディジタルドキュメントに関連する製品,規格,ディファクトスタンダードなどがベンダー,あるいは有識者から提案されています。これらのディファクトスタンダードは主に欧米のベンダーがベンダーの利益のために戦略的に策定することが多く見られます。ただし,ディファクトスタンダードはベンダーの利益のみならず,ユーザーにも相互に利益とならない限り発展しないことは自明の理です。ところが,こういったディファクトスタンダードがグローバル化した場合,各国の文化的な背景 の違いから,必ずしもユーザーの利益が生まれるとは限りません。このような規格制定の動きを,ただ指をくわえて見ていてよいのでしょうか。

 今回のシンポジウムでは上記の問題意識に基づいて「今,なぜディジタルドキュメントか」―ディジタルドキュメントにとって,ユーザーとは何か―というタイトルのもとで議論を行います。まず,製品ベンダーからは,製品が解決しようとする課題について,ユーザーからは解決してほしい課題についての主張を提示していただきます。これらの主張から,どのようなギャップが両者に存在するのかを浮き彫りにすることを試みます。さらに,そのギャップを確認したうえで,ディジタルドキュメントを日本企業の,ひいては社会的インフラとして普及させるための課題がどこにあるのかについて有識者を交えて議論を行います。


日時,場所

平成10年11月11日(水)

午後1:00〜午後4:00(途中休憩30分)

東京ビッグサイト 会議棟606号


参加受付

入場無料

ComJapan Presentation Session PS-7(Session-1) PS-12(Session-2)にお申し込みの上,ご招待券を当日受付までお持ちください。満席の場合,ご招待券をお持ちでないお客様は入場をお断りすることがありますので,あらかじめご了承ください。

満員御礼。申し込み受付は終了致しました。


プログラム

セッション1:「今,なぜディジタルドキュメントか(I)」

 ベンダーから,それぞれの製品の特徴について,それが必要とされるユーザーの業務,状況を詳しくご説明いただきます。また,ユーザーからは,現状抱えているドキュメントに関連する業務における課題についてご説明いただきます。

予定時間:13:00〜14:30

   プレゼンテータ  講演テーマ  プレゼン資料 
オリエンテーション  司会:大野邦夫
 INSエンジニアリング株式会社
  事業開拓室 主席技師 
オリエンテーション ダウンロード
(PDF:69KB)
ベンダーの主張  ベンダー1:松田 潤
 ジャストシステム株式会社
  マーケティング室  部長
デジタルドキュメントの新たな価値創造に向けて
  〜ConceptBaseのご紹介〜
ダウンロード
(PDF:496KB)
ベンダー2:矢島 正樹
 INSエンジニアリング株式会社
  マルチメディアシステム事業部
  ネットワークソリューショングループ
  グループリーダ 
DocTor/SGMLによるデジタルコンテンツ管理 ダウンロード
(PDF:218KB)
ベンダー3:小野  友一
 日本ピー・シー・ドックス株式会社
  代表取締役
エンタープライズ・ドキュメント・マネージメント・システム
 -- なぜ今必要なのか --
ダウンロード
(PDF:135KB)
ユーザーの主張  ユーザー1:平居  透
 株式会社リコー
    ソリューション計画センター
    グループウェアソリューショングループ
    部長
リコーのIT戦略 ダウンロード
(PDF:130KB)
ユーザー2:北川 勝巳
 松下電器産業株式会社 海外CSセンター
  CS推進課 課長 
今なぜデジタルドキュメントか
  
ダウンロード
(PDF:103KB)
ユーザー3:小柳  雅治
 株式会社エヌ・ケー・エクサ
     総合エンジニアリングシステム本部 
     鶴見センター
     プロジェクト・リーダー
ドキュメント管理システムへの期待 掲載不可 

(14:30-15:00:休憩会場セッティング)

セッション2:「今,なぜディジタルドキュメントか(II)」

 コメンテータからはそれぞれの立場からドキュメントに対する文化的な差異を克服するための課題について簡単にご説明いただいたあとで,パネルディスカッションを行います。

予定時間:15:00〜16:00

   プレゼンテータ  講演テーマ  プレゼン資料 
オリエンテーション  司会:小林 龍生
 株式会社ジャストシステム
  デジタル文化研究所
     客員研究員
オリエンテーション なし 
有識者の主張  有識者1:鎌田 博樹
 株式会社創研プランニング
  代表取締役社長 
日本「的XX」を超えて ダウンロード
(PDF:134KB)
有識者2:見城 武秀
 成蹊大学文学部
  講師 
日本語のテクノロジー/日本語というテクノロジー ダウンロード
(PDF:61KB)
有識者3:村田 真
 富士ゼロックス情報システム株式会社
  DPSD事業部開発部
  エンジニアリングマネージャ 
XML1.0の制定
 
ダウンロード
(PDF:71KB)
パネルディスカッション  司会およびパネラー
 ユーザー,有識者 
ディジタルドキュメントについて自由討議 なし 

注:

 本シンポジウムでのプレゼンテーション資料は,講師確認の上,可能であれば前日までまたは後日,本ページにて掲載する予定です。また,本シンポジウムの要約,および対談記録は(社)日本電子工業振興協会・電子化文書動向調査専門委員会の平成10年度報告書にて公開される予定です。


企画,主催

社団法人 日本電子工業振興協会・電子化文書動向調査専門委員会(一同)
 
 


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